山形風芋煮と庄内風芋煮の違いは?簡単なレシピも!
こんばんは、ぴあのねこです。
秋分の日も過ぎて、9月ももうすぐ終わり。
長袖でも肌寒くなってきました。
芋煮会シーズンを迎え、2年ぶりに屋外で芋煮会やってきました。
山形の秋といえば芋煮会。山形市馬見ヶ崎川河畔で行われる「日本一の芋煮会」はギネスにも挑戦して広く知られています。
今回は「芋煮」についてです。
山形の芋煮は大きく分けて二種類ある
牛肉入り醤油味の「山形芋煮」と豚肉入り味噌味の「庄内風芋煮」の二種類がメインです。
芋煮会前日に、内陸へ行く用事があったので、訪れたついでに山形芋煮を食べてきました。
元々、牛肉を食べない家庭で育ったので、実は山形風芋煮は初だったという…。
米沢市内で開催されていたイベントに丼フェスタみたいなものがありました。
お好みで七味唐辛子をかけて食べます。
写真の通りですが、特徴的なのは牛肉・豆腐というところでしょうか。
醤油味の上豆腐入りなので、さぞかしアッサリとした風味になっていると思いきや、牛肉から出る脂と風味が濃くて、意外とこってり感がありました。
その為なのか、腹持ちも良くてさほど量も多くなかったのに夜になってもお腹が空きませんでした。決して小食ではないのですが…。
今回はイベント向けだったので、普通に芋煮だけですが内陸芋煮経験者の方によると、一通り芋煮を食べたら、生うどんとカレー粉を足してカレーうどんにするとか。生うどんだけ足すというのもあるようです。まるで、カップラーメンにあったどん兵衛の芋煮味ですね。
こちらは庄内風芋煮。
すみません…自分で盛り付けたのですが、見映えが悪くて。
山形風芋煮と大きく異なるのが、豚肉・味噌味・厚揚げというところでしょうか。
薪の量が限られていた為、里芋の大きさを小さくしています。
仙台に住んでいた時に、仙台市民の同期が自宅に来たので芋煮を作ろうと思ったら、厚揚げがなかなか売っていなくて「もしかして地域限定なの!?」と今更ながら思ってしまいました。
一口サイズの厚揚げは仙台でも見かけましたが、地元の豆腐店で作る厚揚げは縦10cm、横15cm、高さ2cm程度とそこそこ大きいです。
仙台でも名取川河畔で芋煮会やっていたのですが、仙台風芋煮は庄内とほぼ同じくて、里芋・人参・ネギ・蒟蒻・豚肉の味噌風味でした。
山形(内陸)・庄内共通して言えるのは、里芋・人参・ネギ・蒟蒻・しめじというところでしょうか。
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めっちゃ簡単!庄内風芋煮の簡単レシピ
ざっくりではありますが、作り方を載せてみました。
~材料(4人前)~
・里芋(水煮だと皮がむかれているので簡単)
・人参1本
・厚揚げ1丁
・板こんにゃく(一口程度の大きさに手でちぎっておく。ちぎりこんにゃくだと簡単)
・ささがきごぼう(水煮のレトルトパウチだと簡単)
・豚肉(こま切れ300g程度)
・しめじ1袋
・ネギ1本
・ダシ(芋煮会の時は「ほんだし」でした)
・味噌
①里芋・ささがきごぼう・蒟蒻を下ゆでする
②鍋半分位まで水を入れ、里芋・蒟蒻・人参を入れて沸騰させる
③沸騰したらダシを入れ、里芋・人参が柔らかくなるまで煮る(里芋はなかなか火が通らないので大きさに注意)
④里芋・人参が煮えたら、お好みで料理酒を加えてネギ以外の具を入れて一煮立ちさせる。
⑤味噌で味を調えた後に、ネギを入れて蓋をして蒸らす。
…こんな感じでしょうか。
自分は、短時間で里芋と人参を柔らかくさせたい&味がしみた状態にしたいため、少量の水で白だしを入れて先に根菜類を煮た後にお湯を足して他の具材を煮ていきます。
本当に時間が無い時は、根菜類を密閉容器に入れてレンジで温めるという方法も。
昔、東北に馴染みのない学生時代の同級生が実家に来た時に芋煮を出したのですが、「豚汁?」と言われました。それ以来食べた事のない方から「どんな味?」と訊かれた時は「里芋の入った豚汁」と答えると、想像がつきやすいようです。
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