同じ派遣先で3年以上働けない!?非正規雇用の変更点とは?
こんにちは。ぴあのねこです。
先週は晴れ間も見えていましたが、昨日からまた雪模様です。
春が待ち遠しいこの頃です。
さて、今回は非正規雇用に関するニュースを。
派遣の3年ルールがいよいよ本格化します。
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非正規雇用の改正が4月と10月に!どのように変わる?
契約社員やパート社員など非正規社員の多くは企業と1年や半年などの有期契約を結んでいる。無期転換ルールの導入で、契約が繰り返し更新され、通算5年を超えると、無期契約を申し込む権利が得られる。13年4月施行の改正労働契約法で定められ、5年たった4月から運用される。
毎日新聞より
契約社員やパートなど、雇用期間が決められていた会社で通算5年を超えると無期契約を申し込める権利が得られると4月から開始されます。
過去の勤務先でパートとして採用されたのですが、雇用契約が1ヶ月。半年勤務して有休は貰えたものの、病欠や冠婚葬祭でないと使用不可と言われ、内部事情が見えて企業としての魅力も失せたのもあり、家庭の事情を理由に退職しました。販売職なので繁忙期に有休は勿論ダメでしょうが、介護もあったので、家族の通院付添いで休みを貰えないのであれば、この先仕事と家庭との両立が難しいというのもありました。この会社、パートが2/3を占めているのですが、どうなるんだろうと他人事ながら気になります。
公的機関の勤務経験もありますが、こちらも2018年問題を意識してなのか、私が任期満了で退職した後に、最大5年まで勤務できるのが3年までに縮小されたとか。
2018年問題によって、国が進めようとしている無期雇用化ではなく、無期転換をさせないように企業が仕向ける職場も増えてくるのではないかと、今まで勤務してきた会社を見て思える部分があります。
転職回数がハンパなく多いので、色々な企業を渡り歩いてきましたが、「これはないだろ」と思えたのが、製造系の企業で新卒で入社したものの、「正社員登用があるから」と言われて契約社員で入社し、入社3年位で所属先の先輩(正社員)から「正社員登用は表向きだけで、実際に正社員登用できるのはごく僅かの人数だから、若いうちに正社員として転職した方が良い」と言われて転職した方もいました。仕事関連でその方と知り合ったのですが、私が転職経験が多いというのもあり、相談を受けたのでした。
企業が無期雇用に向けて積極的であるのなら、無期雇用の手続きをとりたい所ですが、企業だってギリギリの所で経営しているのもあるだろうし、いくら2013年から制度改正の予告があったとはいえ、全ての企業が2018年に無期雇用転換できるとは限らないのではないでしょうか?
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更に大変なのがこちら
派遣社員は同じ派遣先に3年以上勤務できなくなる!?
もうひとつの18年問題の「派遣3年ルール」は、派遣社員を同じ職場に派遣できる期間を3年に統一。期間が満了した派遣社員が希望すれば、(1)別の派遣先を紹介(2)派遣先に直接雇用を促す(3)派遣会社が無期雇用--のいずれかを派遣会社に義務づけた。15年9月施行の改正労働者派遣法で定められ、3年を迎える10月から本格運用される。
毎日新聞より
派遣先が直接雇用できる会社であれば良いのですが、言い方が極端ですが、派遣先にとって人が少ない時だけ雇うというのが派遣のメリット。ある派遣先の企業では、直接雇用されている方が1割も満たないのではないかと思えるほど、派遣社員だけで運用していた所もありました。
若いうちなら、派遣で色々な業種を経験するのもアリかもしれませんが、30代半ば以降の派遣は今後厳しくなるのではないかと。
自分も、紹介予定派遣の話があった為、派遣で勤務した事がありましたが、個人的に派遣は「一定の期間だけ働きたい」という方でないと難しいかな?と思いました。
ハローワークでも「求人票と内容が違う」場合に、求人元に対して厳しくなりましたが、派遣に対しても同様の通報窓口があれば良いのですが。身体的に影響が出るほど悪条件での派遣先だったため、労働基準監督署に雇用条件が違い過ぎるということで違法にならないか相談したら、「よくある話だから」と流されてしまった事も。
2018年問題で非正規雇用がどのように変化していくのか?パートでも派遣でも、働きやすい企業になってほしいものです。
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