こんばんは、ぴあのねこです。
11月も最終週になり、いつタイヤ交換しようかなかなか踏ん切りがつきません。
今年も、自分で交換するのを諦めてスタンドに持ち込む事にしました。
ホントは自分で交換できないと、タイヤがパンクしてしまった時にロードサービス呼んだりタイヤ応急セットを使用しなければならなくなるので、できればササッと自分で交換できるようにしておいた方がいざという時に慌てなくて済むんですけどね。
あ、ちなみにここ十数年ほどで普及しているタイヤのパンク時に使用する応急セットは、使用したらそのタイヤは使えなくなるとディーラーから聞きました。
タイヤの中に接着剤が入ってしまうため、修理不可になるらしいです。
さて、前置きはこの辺にしておいて。
そろそろ本題に入りますか。
「松の勧進」って?
一応この地域で育った身としては当たり前のように思えていたんだけど、先日他県から嫁いできた同僚に聞かれました。
「この前、山伏さんが急に玄関先で法螺貝吹いててビビったけ〜。お祭りみたいなもの?」
私も、アパート暮らししていた時はほぼ自宅にいなかったからか、まずやってくることは無かったものの、戸建てだと廻っているのかな?
話を聞いたら同僚は戸建てに住んでいるようでした。
地元ニュースでは11月は初めに報道されていたけど、羽黒山にある「出羽三山神社」の山伏さんたちが、12月31日の年越しに行われる「松例祭」に使用する浄財を一軒一軒の家庭を回って集めるそう。
↑羽黒山麓出身の親から聞きました。
わかりやすい説明を見つけたので、もし「こんな説明でわかるか〜」と思われましたら、すみません。
羽黒町観光協会さんの「松の勧進が始まりました」
こちらの方がわかりやすいと思います。
自分は今の地域に小学校上がる前に移り住んでからずっとだったので、山伏さんをみると「年の瀬だなぁ〜」と思っていたけど、この地域の出身でなければやはりビックリはするでしょうね。
玄関先にあるチャイムを押さずにいきなり法螺貝吹き始めるんだもの。
自分が社会人なりたて位の頃までは、フツーに引き戸式の玄関扉をガラガラ開けて「ブオ〜」と鳴らしていましたよ。
まるで、戦の合図のような音が。
我が家は台付き帛紗に蝶結びの祝儀袋にお金を包んで、山伏さんへ渡して、帛紗台にお札をいただきました。
いただいたお札はこちら
一番右側の松例祭と書かれた縦長のお札は、正月準備の時に神棚に納めます。で、今年入っていたお札を取り出して、どんど祭で焼いてもらいます。
真ん中の牛が描かれているお札、これが少し変わった貼り方をするんです。
現在貼られているお札です。
よ〜く見てください。
お気づきになりましたか?
では、正解は次のページで説明します。
牛(丑)のお札は火災予防を意味するお札だった
出羽三山神社にとって、牛(丑)は御縁があると耳にしていたのですが、どういった意味でご縁があるかはど忘れしてしまったので、そのうち思い出したら追記いたします。
さて、このお札ですが、敢えて反対に貼っています。
じつは本日、テレ朝系列の「ナニコレ珍百景」で「二ノ坂茶屋」へ毎日山を登り降りして通勤するおばあちゃんが取り上げられましたが、二ノ坂茶屋の中にもウチと同じように牛のお札を上下逆に貼っていました。
それを見て「ウチの独自ルールでは無かったのね」と半ば安心したので堂々とここにも書けるのですが…
牛(丑)のお札を上下逆に貼る事によって、牛のよだれで火を消す=火災予防という意味があるようです。
このお札も年末の大掃除に今年の松の勧進でいただいたお札と貼り替えし、古いお札はどんど祭で焼きます。
同じく大黒様のお札。
これは我が家は米びづに貼っていました。
五穀豊穣を願う物だとか。
ちなみに、12月9日には「大黒様の御歳夜」という、山形県庄内地方に古くから伝わる地域行事があります。
我が家は木彫りの大黒様が飾られているので、大黒様の前に味噌田楽をつけた焼きハタハタと豆腐田楽、黒豆のナマスと黒豆の豆ご飯、納豆汁、「たくわんおこし」と言って楕円形に近い形のスライスしたおこし外側にきな粉をまぶして「たくあん風」に見えるおこしをお供えします。
大国様の御歳夜については、このブログでも以前upしているので、追記などして再度改めて掲載したいと思います。