東北最古の塔・羽黒山五重塔の屋根は杉の皮で作られた
こんばんは、ぴあのねこです。
今回は、本日まで特別公開していた羽黒山五重塔(はぐろさんごじゅうのとう)についてです。
出羽三山神社への参道途中にある五重塔。
その歴史は古く、現存する五重塔が建立されたのはおよそ600年前と言われています。
参道を通らずとも車で羽黒山頂まで登る事ができるので、なかなか参道を通る機会もなく数年ぶりに訪れてみました。
羽黒山五重塔の中に入ってみた
羽黒山五重塔へのアクセスは、随神門(ずいしんもん)側の参道から入って5~10分程度石段を昇り降りした場所にあります。
この石段、一見段差が低くて楽かと思いきや…
運動不足の身には参道全体の距離に対して1/3程度しか進んでいなかったものの、帰りの随神門前が上りとなる為にけっこう堪えました。
朝日が見えるものの、11月というのもあり気温9℃。
身が引き締まるような寒さでした。
随神門から参道に入ってまもなく、色々な神様を祀った社が見えてきました。
五重塔前にあるお地蔵様も冬支度しています。
拝観口は正面向かって右手側から入ります。
内部は撮影禁止なので、ここまでしか撮れませんでしたが…
出羽三山神社の職員達が社務所に集まりだす前に到着。
宮司が先に五重塔内部に入ってしばらくすると、柏手を打つ音が聞こえました。
拝観料を払ってお札を受け取り、お祓いを受けてから五重塔内部に入ります。
一層中央に祀られている神様の前でお祈りした後に、一旦外へ出て二層へ向かう階段へ進みました。
当時は釘が無かったので、木を組み合わせて造られたとか。
また、仏閣に詳しい方でしたらご存知でしょうが
五重塔=屋根が五段になっている=五階建て
ではなく、内部が吹き抜けで五重塔=1階建てというのも、初めて知りました。
内部にある複数の柱は、蔦のような物でぐるぐる巻きになっていました。
屋根は杉の皮を使用しているそうです。
特別拝観は明治時代以来との事で、次回拝観は何年後になるでしょうか。
今回は三神合祭殿再建200年、羽黒山が神社となってから150年という節目の年というのもあり、内部公開を行ったとの事。
(そういえば、「○○如来」と書かれていたのを観て「あれ?神社じゃなかったっけ?」と一瞬思った)
…ということは、次回は早くて50年後?
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時間に余裕があって体力に自信のある方は、参道から羽黒山頂にある三神合祭殿まで徒歩で上ると心身共に鍛えられそうです。
ですが、随神門から五重塔の往復だけでも戻り道で上着が要らなくなるくらい身体が温まったので、どの季節に行くとしても水分補給は必須だと思いました。
単に自分の体力がなかっただけかもしれませんが…。
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