こんにちは、ぴあのねこです。
知人を通して、ブラタモリの取材がすこし前にあった話を耳にしました。
つい最近なのか、もう少し前なのか不明ですが…。
でも、7/1の「ななにー」のボウリング対決コーナーで、山形在住のプロボウラー大石選手が登場した時に、「山形から来ました」と話す大石選手に対して「酒田?」と切り返してたから、もしかするとこの時点で収録を終えていたのか収録の話が出ていたかもしれないですね。(番組観ている方はご存知ですが、ナレーターが草彅剛さんです)
そこで、放送内容等から、訪れたと思われる場所をまとめてみました。
ブラタモリ酒田にやってくる
ブラタモリの放送予定を見ると、山居倉庫(さんきょそうこ)からスタートして、本間家旧本邸、日和山公園、飛島というルートのようですね。
江戸時代、北前船が全国各地を寄港していた時、「東の酒田、西の堺」と言われたほど、東日本で物流の拠点となった酒田。
山形県を縦断するように流れる最上川が内陸(山形や米沢・新庄など)の物資を運んでいたという説があります。
現在も米蔵として利用されている「山居倉庫」は、お土産や飲食スペースも入っている観光施設となっています。画像あるかな?と思って探してたら出てきたので、載せてみました。
倉庫の前にある新井田川(にいだがわ)を挟んで撮りました。川辺には屋形船があります。
倉庫裏の欅並木。撮ったのが10月下旬だったので、かなり葉も落ちてしまっています。
そして、日和山公園。
展望台は海からの風が直撃するので、風の強い日はけっこう大変です。
地元一のお花見スポットなので、花見シーズンは多くの人で賑わいます。
この写真も、夜桜観に行った時のものです。が、開花してすぐだと、寒くてゆっくり観ていられなかったような気が。
六角燈台。日本最古の燈台と言われています。
飛島に行くには一日がかりになるので、ロケは2日間になったのでしょうか?
実は、長い事この地域に住んでいながら、飛島に行った事がありません。
高校時代の同級生に飛島出身がいて、学生時代に「どうやって通学しているのだろう?」と思って訊いてみた事があったけど、当時は島と本土の両方に持ち家があって、高校生になると本土の家から通学していたと聞いたことがあります。
※飛島島内には、小・中学校はあるけど高校はありません。(小学校も現在児童がいない為休校です)
日本海側は海も荒れやすく(特に晩秋~冬)、定期船も欠航になる事が多いのです。
ですが、年間通して東北にしては温暖な気温、スキューバダイビングをやっている方にとってはお勧めスポットとして名が知れているのは前から知っていました。
徒歩で2時間あれば一周できると言われているほどの小さな島。
そこには、観光スポットもあれば恐怖のスポットも!?
放送に出ているか不明ですが、島内に「賽の河原」という、石がゴロゴロ転がっている海岸があります。その石には魂が宿っていると言われ、決して持ち帰ってはいけないという話も。
そして、山のように積み上げられた石を崩しても、数日経つと元に戻るという説もあります。
なんとも不思議なスポットもある飛島。
地元に住んでいると、「いつでも訪れることができる」というのもあるし、昔は水道の設備が整っていなくて飲料水が飲めないという話を耳にした事もありました。(あと、船の料金も往復で5000円くらいするかも)
複数日で酒田に訪れる機会があれば、少し足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
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ブラタモリネタバレ
録画等で後から見る方は、ここから先は見ない方が良いかもしれません。
一言で感想を言うなら…
天気と内容が今一つだった感じがしました。
「出羽富士」と別名のある鳥海山。
その鳥海山を背景に出羽大橋上からスタートしたかったそうですが、収録日当日はあいにくの雨。
ネット上では6/12という説を見つけました。
ロケに来たのを知人を通して教えてもらったのですが、番組HPで告知あってから「実は来ていたんだよ」と言われただけでした。だけど、番組中の会話の中でちょうどさくらんぼのシーズンみたいな話があったので、6/12の朝に収録説が有力なのかもしれません。
…というのも、出羽大橋上から番組が始まったのですが、天気が良ければ鳥海山を背景に映像を撮りたかったのでしょう。酒田市街から郊外側の路線沿いにある歩道から撮影していたのでした。
車道側に車が通って行ったのですが、実は通勤ルートなんです。
現在は販売されていない車種であるも、車の内部にある飾りが特徴あるので…もしや自分?と思ったのでした。
6/12であれば、例年であれば梅雨入り前なのですが、今年に限って梅雨入りが異常に早くて。
確か梅雨入りしたばかりだったかもしれません。
最上川全体を映した画像が流れましたが、実は中にある島は30年前は木が生える程ではありませんでした。もっと昔は中間部に島のような場所もなく一面河川だったのですが、上流からの土砂等が流れてきた為にできた島です。土木関連の仕事に携わっていた家族が「浚渫(しゅんせつ)作業を行っていない」と話していました。そこに記録的な大雨が重なってしまい、今までなかった最上川河口近くでの氾濫警戒情報(避難勧告)が出されました。
番組での話題から逸れてしまったので、軌道修正しまして…
番組内で「日本の中心」と言われた酒田。
それは北前船西廻り航路の出発地だったからです。
何故西廻り航路の出発地に酒田が選ばれたのか?
そこには「20万石の天領米」と「最上川」が答えでした。
米沢から山形県を縦断するかのように流れる最上川。
車など無い時代、陸路で大量の米俵を運ぶよりも船で大量の物資を運ぶのが最も効率が良かったからです。
最上川沿いには天領地が点在しており、船に収穫された米を積み込んで酒田まで川下りをしました。
現在も現役の米蔵で利用されている「山居倉庫(さんきょそうこ)」前には新井田川(にいだがわ)という川があり、倉庫まで水運で物資を運ぶことができました。
山居倉庫では、昨日(9/28)「つや姫」と2018年から本格販売開始される「雪若丸」の出荷式を行いました。流石に今の時代はトレーラーで出荷されましたが。
山居倉庫から徒歩7~8分位の所に、「本間家旧本邸」があります。
酒田の豪商「本間家」のお屋敷でした。
庭には、全国各地の「石」がありました。
堺で船から荷卸しを行うと、船が軽くなります。
転覆防止で船底に各地の石を積み込んだのです。
石によるおもりがあって、衣類などの軽い物資を積み込んでも船が傾く事はありませんでした。
それもあって、旧本間家本邸には全国各地の石がおかれていました。
とはいえ、酒田は、台風シーズンでなくても風の強い一年。
海からの風が強く吹きつける酒田港に入港できるのは至難の業ではなかったのでしょうか。
その答えは飛島にありました。
海底火山だった飛島。
流紋岩(りゅうもんいわ)で出来た舘岩(たていわ)が飛島港の風避けだったのです。
風の強い日は飛島に退避して、風の安定した日を狙って酒田港へ入港していました。
そういった立地条件の良さから、北前船の寄港地として栄えたのです。
飛島の海も綺麗なのでホント天気に恵まれなかったのが残念でした。
今回は、北前船に重点を置いた番組でした。
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