ドキュメンタリー映画『雪国~yukiguni~』今後の上映日程は?

2018-06-24

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こんばんは。ぴあのねこです。

今回は、地元で開催された映画「雪国」についてです。

1959年、サントリーの前身である「壽屋」が主催した全日本ホームカクテルコンクールでグランプリを受賞した「雪国」。創作者である井山氏の半生を描いたドキュメンタリー映画が先行上映されました。

ドキュメンタリー映画「雪国」先行上映会に行ってみた

これから各地で上映されていくので、ネタバレならない程度にupします。

お酒はカクテル派の自分ですが、実は「雪国」はまだ一度も飲んだことがありません。

仙台に住んでいた時、仙台在住の同期から飲みに連れて行ってもらいましたが、私がカクテル派であるのを知って「隠れ家のようなバーだから、ホントは教えたくないんだけど」と言いながら、国分町にあるカクテルバーに何度か連れて行ってもらいました。

初めて訪れた時「他の人を連れてくるのは珍しいなぁ。いつも一人で来るんだよ」と、マスターがコッソリ教えてくれたので、「たぶん、私が期間限定で仙台に住んでいるから、色々食べ歩きで案内してくれているんだと思う」と説明して、普段は山形の庄内地方在住である事を話しました。

すると、「喫茶ケルンがある街だよね?井山さんは有名だよね~」と。カクテルバーなので、バーテンダーの話題になるのは必然的とはいえ、それほど有名だとは思わなかったのでした。

「井山さんは、バーテンダーにとっては憧れの存在。少なくとも仙台のバーテンダーで井山さんの名前を知らない方はいないでしょう」と。

それから3年。その理由は、映画を観て納得しました。

井山氏がバーテンダー修業していたのと、「雪国」のヒントが仙台にあったからです。

その内容は映画の内容にも触れてしまうので伏せておくことにして…。

井山氏がオーナーである喫茶「ケルン」。酒田市の中心部にあります。

高校時代にお店の前を自転車で通っていましたが、地元民から見れば普通に街中にある喫茶店。

夜もそんなに飲みに行く習慣がなかったので、居酒屋で宴会後はバンド仲間が経営するバーへ行く程度。それも年数回の話。たま~に、mixiで知り合った方が勤務しているカクテルバーへ行くこともありますが、それも年に一度あるかないか。

飲みに行く機会もめっきり減ってしまったのと、近すぎる(=いつでも行こうと思えば行ける)距離でもあるので、そのうち行けたら良いかな…?と思うも、映画が各地で公開されていくとカクテル飲みに訪れるお客さんも増えそうなので、全国公開ならないうちに訪れてみたいと思っています。ちなみに、知人の話では店内の座席数もそんなに数多くないので、夜の時間帯(カクテル提供)は混雑しやすいとか。ちなみに、日中の時間帯はご子息がお店を切り盛りしているそうです。

酒田市出身のジャズプレイヤー、後藤輝夫氏のテナーもBGMとしてなかなか良い雰囲気出していました。

監督は「よみがえりのレシピ」「おだやかな革命」等の作品も手掛けた鶴岡市在住の渡辺智史氏。

公開日程については、2018年秋/山形県内上映、2019年~東京で公開予定(2018/6/24現在)です。

今後の公開日程はこちら↓

フォーラム山形:11/23(金)~
19:00~上映の部終了後、監督&佐藤広一さん舞台挨拶

ムービーオンやまがた:11/24(土)~
9:50~上映の部終了後、監督&佐藤広一さん舞台挨拶

イオンシネマ米沢:11/24(土)~
13:30~上映の部終了後、監督&佐藤広一さん舞台挨拶

御年92歳の現役バーテンダーの半生を描いたドキュメンタリー映画。地元というのもあり、先行上映会の会場内は来場者であふれていました。

実際に『雪国』を飲んでみた

先日、地元在住の元バーテンダーさんのお誘いで、ケルンさんにお邪魔してきました。

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平日の夜8時前のお店。

ちょうどカウンター席が空いていました。

「いくらカクテル派とはいえ、(ぴあのねこに)雪国は強すぎるよ」

と旦那から言われていたけど、「酔っぱらって肝心の雪国をオーダーできなくなったら大変」と思って、先に注文しました。

グラスの底にあるミントチェリーもそのまま食べられます。

映画収録される前から取材は受けていたそうですが、ここ最近の取材が多いそうです。

昨年に取材を受けた「文春砲」でお馴染みの週刊誌もありましたが、確か小見出しに「御年80歳超えの現役バーテンダー」みたいな内容で、80じゃなくて90だろ!と読みながらツッコミを入れました。

他にも、ある新聞社からの取材依頼の電話で、「そちらの店に90歳超えのお年寄りバーテンダーがいるそうですが…」と言われたり。

私も酔っていたので一字一句まで正確には覚えていませんが、取材『依頼』なんだから基本的に「お願いする」立場だろうに、その言い方はないだろ?と思うと同時に、マスゴミと言われるだけあるなぁ…と感じました。

昔の酒田の街の話を聞いたり、他のお客さんとの会話も周りが一緒に楽しめる内容だったりと、カウンター目当てで来るお客さんの気持ちがなんとなくわかりました。

雪国目当てで飲みにくるお客さんも多いですが、(映画でも触れていたけど)コーヒーも拘りがあって、コーヒー豆を樽で仕入れてその日の朝に店内の機械で焙煎した豆を使用しています。

持ち帰り用も販売していて、日中で売り切れてしまう事もあるとか。

持ち帰り用も購入時にお店で豆をひいてくれます。

翌日早く起きなければならないのでコーヒーを飲むことはできませんでしたが、個人経営の喫茶店で自家焙煎はなかなかないので、新鮮でした。

2019年1月から東京上映~東京で雪国が飲める~

1/2(水)より、東中野と渋谷で公開されます。

ポレポレ東中野:1/2(水)~18(金)①12:40~/②17:00~ 1/2(水)は各回上映後に監督舞台挨拶・週末にイベント予定。(1/19以降のスケジュールは未定)

ポレポレ東中野に隣接のSpace&Cafeポレポレ坐を会場に公開初日(1/2)限定で「雪国を楽しむ会」が開催されるそうです。山形の特産品が入った福袋も販売されるとか。

UPLINK渋谷:1/2(水)~上映開始・10日までのスケジュールです。

1/2(水)・1/3(木):16:05~17:38

1/4(金):16:10~17:43

1/5(土):15:20~16:53

1/6(日):15:45~17:18

1/7(月)~1/10(木):15:40~17:13

 

2021年5月11日追記

ケルンのマスターである井山氏が昨日老衰でお亡くなりになったとの事でした。

夕方のTVニュースで、2020年11月の取材風景が放送されていました。

今年に入ってから背中を痛めていたとのことで、入院されていたそう。

どうぞ安らかに…

 

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