こんにちは。ぴあのねこです。
今回は、新潟のB級グルメ『イタリアン』についてです。
「B級グルメ」という言葉が出る前からあった『イタリアン』。
先日、新潟生まれの友人と新潟市内へ行ってきたのですが、万代シティバスセンター内にある『みかづき』を見て「まだあったんだ~!」と喜んでいました。
スポンサーリンク
新潟B級グルメ『イタリアン』の元祖は?
「イタリアン」で検索してみると、「みかづき」と「フレンド」の二つの店名が出てきます。
新潟市に住んでいた身としては「みかづき」の方が馴染みのあるお店なのですが…。
ということで調べてみました。
1959年、新潟市(現:中央区)の甘味喫茶「みかづき」(当時の社名は「三日月」。1972年に平仮名書きに改称)のオーナー経営者であった三日月晴三は、箱根での経営者セミナー受講のために上京した際、東京都中央区京橋の甘味処「中ばし」で、大阪風の焼きそばをアレンジしたソース焼きそばに遭遇した。三日月はこれにヒントを得て、イタリアンスパゲティのイメージを取り入れ、フォークを用いて食べるスタイルの「イタリアン」を考案したとされる。この新しいファストフードは翌1960年からみかづきのメニューに加えられ、昭和30年代後半に地元で普及し始めた。
長岡市の甘味処「フレンド」(当時の社名は「長岡饅頭本舗」)経営者の木村政雄は同じ商業セミナーで学ぶなど、三日月と親交があった。当時の両社の商圏はそれぞれ新潟市内と長岡市内に限られ、競合の恐れがなかったことから、こちらもみかづきに続いて「イタリアン」を販売するようになった。
wikipediaイタリアン(新潟)より
発案者は「みかづき」のオーナーである三日月さんだったのですね。
私が幼少の頃にはすでに「イタリアン みかづき」の名前でお店があったので、イタリアン専門店だとばかり思っていたのですが、元々は「みかづき」も「フレンド」も甘味処だったという。
この二店舗の大きな違いは、「みかづき」はフォークで食べるのに対して「フレンド」は箸で食べるとか。
長岡市周辺に住んでいる方だと、イタリアン=フレンドのイメージが強いのかもしれませんね。
スポンサーリンク
今更ですが…イタリアンの麺は中華麺だった!?
イタリアンという名前がついているから、てっきり麺はパスタかな…?と思っていたのですが、実際食べてみると違う。
簡単に言えば「洋風焼きそば」なんです。
蒸した中華麺にミートソースやホワイトソース等洋風ソースをかけて、生姜をトッピングするのですが、みかづきは白生姜に対してフレンドは紅生姜と若干の違いがあるようです。
自分でも作ろうと思えば作れるメニューなのですが、焼きそばの麺を買ってきても普通に焼きそばを作ってしまいます。
ちなみに、お店はイオンなどの大型スーパーのフードコートに入っている事が多く、車で訪れるのであればそちらの方が足を運びやすいかもしれません。公共交通機関であれば、フレンドなら長岡駅内に、みかづきなら万代シティバスセンター内にあるので、そちらの方が分かりやすいかと思います。
スポンサーリンク