こんばんは。ぴあのねこです。
今日は、地元の郷土料理の一つ、「いとこ煮」についてです。
山形県の日本海側、庄内地方で秋から冬にかけて作られます。
同じ名称で全国各地で色々な材料があるようですが、こちらの地方は「和スイーツ」の部類に入るのではないでしょうか?
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山形・庄内地方の郷土料理「いとこ煮」とは?
Facebookの友人が先日「秘密のケンミンショーにいどご煮が出る~」とupしていました。
「いとこ煮」なのですが、地元の言葉で言えば「いどご煮」になってしまいます。
はい、方言ってものです。全て濁点をつけるような言い方…と言って伝わりますでしょうか?
この季節は台風並みの強い風と地面から降ってくるような地吹雪が特徴なので、寒さであまり口を開けて話すのが難しいから濁点のつく話し方になるという説があります。
庄内地方のいとこ煮は、小豆ともち米を煮たものになります。
各家庭で作る事が多いので砂糖の割合にもよりますが、けっこう甘めに作るのが多いようです。
年配の方だとその傾向が高いかもしれません。
材料は小豆・もち米・砂糖・塩(甘みを強く感じさせるための塩らしい…)
作り方はこちらの動画を見た方が分かりやすいかと思います。
小豆さえしっかり水を吸わせて柔らかくすれば、ほぼ問題なく作れる…かも!?
秘密のケンミンショーに出演するキャイーンのウド鈴木さんの実家は米屋さんなので、ご実家でも作る機会があるかもしれませんね。実家では父方の祖母が小豆がダメで、いとこ煮を作ることはありませんでしたが、母方の祖母はお正月に親族揃った時に作っていました。イメージ的には、赤飯より小豆の割合が多くて甘い&柔らかく煮たもの…というところでしょうか。
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いとこ煮が買える所もある…!?
庄内町でいとこ煮のレトルトを販売しています。
JR羽越本線・余目(あまるめ)駅構内にある喫茶店で取扱いがあるそうです。
2/25訂正↑
余目駅構内ではなく、駅の向い側にありました。失礼致しました。
余目駅は特急や「きらきらうえつ」も停車するし、陸羽西線(新庄方面)の分岐点でもある駅なので、途中下車して買いに行くのもアリかと思います。駅前にも駐車場があるので、車で立ち寄る事も可能です。
その他にもイベントで出店しているようですが…
訛っているので「いどご煮」になっています。
土産物店で勤務経験がありますが、芋煮や玉こんにゃくのレトルトは見たことがありますが、いとこ煮のレトルトは初めて見たかもしれません。
こちらのレトルトを作っている「山形あまるめ美人甘味いどご煮」さんは、イベントでいとこ煮パフェを提供する事もあるらしく、詳しくはFacebookページをご覧下さい。
2/22追記
通信販売のHPを見つけました。
楽天市場にある『庄内なんでも屋』さんです。リンクを貼りましたので、良かったらご覧下さい。
ということで、今回は「いとこ煮」について書きましたが…
ここで個人的に最大のオチを。
実は私…豆類が豆腐と納豆以外ダメなので、ばぁちゃん家(旧羽黒町)でいとこ煮は何度も見ましたが、食べたことはありません。なので、実際に食べた事のある方(=実家族)の感想を載せました。
で、私よりもはるかに長く庄内に住んでいる旦那は「いとこ煮」を知らないという…。
同じ庄内でも地域によってさまざまです。
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