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大黒様のお歳夜とは?山形庄内地方の伝統行事

こんばんは。ぴあのねこです。

一週間飛ぶように時間が過ぎていきました。

今回は地元に古くから伝わる行事、大黒様のお歳夜(おとしや)についてです。

昔は、港に行くとハタハタが餌のない釣り針でも簡単に釣れるほど大量に獲れたのですが、年々少なくなりつつあります…。

12/9は大黒様のお歳夜って何?

12月に入ると、地元のスーパー等で「大黒様のお歳夜」として「こめいり」等の米菓子や黒豆などが店頭に並びます。

毎年12月9日には「ハタハタの味噌田楽焼き」や「なます」、「黒豆」や「納豆汁」を食べるのですが、商売繁盛や子孫繁栄を祈願する意味合いがあるそうです。

そもそも、「大黒様のお歳夜」とは大黒様がお嫁さんを迎える日という説があります。

今回この記事をupするのに調べていったら、この説を見つけました。

とはいえ、毎年12/9に行われるんだから、毎年お嫁さんを迎えるのか?とツッコミたくなりそうですが、実はそういった謂れがあるそうです。

実家には大黒様の彫り物があるので、大黒様の前に供物をあげています。ついでに購入した年末ジャンボ宝くじも一緒に備えているのですが、恐らくコレはウチだけかな?と。

納豆汁の素は、先日スーパーに寄った際にちょうど安売りだったので買ってきました。

光が反射して少し見えにくいかもしれませんが、原材料が地元庄内産の大豆100%使用なんです。今年は黒森納豆の納豆汁の素を買いました。

「納豆汁の素」の他に、「納豆汁の具」というパウチ入りの食品もあり、中身は山菜の水煮です。サッと熱湯で湯がいて、お好みで豆腐やセリ、芋がら(芋の茎を干したもの)、小口切りのネギを入れて、味噌で味を調えた後に納豆汁の素を入れます。

納豆汁の具も地域や家庭で異なるようで、私は絹豆腐も入れたりしています。

納豆汁の素は納豆をペースト状にしたもので、汁や日本酒で溶いたりします。

義実家では、普通の納豆を買ってきてミキサーでペースト状にしていました。

自宅にもミキサーがあるけど…後処理が大変なので、納豆汁の素を使用しています。

山形県の他に岩手県・秋田県でも材料はレシピは異なるけれど、郷土料理として納豆汁はあるようです。他の地域から見ると珍しいと思われるかもしれません。

味噌仕立てだけど、味噌汁より身体が温まるんですよね。

問題は、ハタハタの田楽。

ハタハタを素焼きにして、味噌田楽をかけるのですが、この日のハタハタは一気に値段があがります。しかも、子持ちハタハタだと尚更高いという。

自分で魚をさばける方なら、いつもより少し高いかも?と思える程度ですが、私も含めて魚をさばけない方にとっては、焼いているハタハタを求める為に一気に値段が高くなってしまう感が。でも、縁起物みたいなものなので、高くてもこの日だけは我慢して買ってしまうんですが。

いつだったか、ハタハタが大量に海岸に押し寄せてきた年があり、

「エサをつけない釣竿でもハタハタが釣れた」とか

「網持っていって、海面で泳がせていたら勝手に網に入ってきた」とか

玄関先にスーパーの袋に大量にハタハタが入っていた(これはホントビックリした)

なんて事がありましたが、ここ数年は大漁だった話は耳にしないです。

潮の流れでも変化したのでしょうか。

ということで、今回は地元にまつわる話題でした。

週明けの北日本は今年一番の寒波がくるとか?

身体を温めて、免疫力をupしたいですね。

ついにハタハタの味噌田楽が店頭から消える…?

(2021年12月3日追記)

今日の新聞の折り込みチラシで見つけました。

地元スーパーで大黒様セットを今年は販売しないというお知らせが載っていました。

今年は秋鮭もそんなに獲れなかったのか、はらこ飯の主材料となるいくらの醤油漬けも量が少なく昨年の1.5倍くらいの値段でした。

地元の港付近の岸壁で、網を持っているだけでハタハタが飛び込んできたり、餌をつけていない釣竿でも面白いほどに釣れると言われていたのに…。

遠い遠い昔の話になってしまったようです。

異常気象が関係しているのでしょうか。

とりあえず我が家は納豆汁は作るようで、「納豆汁の具」という山菜の水煮パウチが戸棚に入っていました。

「納豆汁の素」は、日持ちがしないので当日買うようです。

普通の味付けなしの納豆をミキサーやすりこぎ等でペースト状にすれば良い話なんですけど。

後処理が大変なので、多分ペースト状になっている納豆を買うことになりそうです。

あのヌメヌメ感、洗うのも一苦労です。

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