JASRAC音楽著作権料分配が暴露!?他に著作権団体はないの?

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こんばんは。ぴあのねこです。

今月初めに行われた内閣改造で、文科相がJASRAC問題に触れていましたが、ここにきて音楽団体に追い風となる事実が発覚しました。

爆風スランプのドラマー、ファンキー末吉さんが文化庁にJASRACの音楽著作権をめぐる改善要求を提出したとの事です。

200回ライブしたのに著作権使用料ゼロ!

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爆風スランプと別のバンドで2000年からの10年間に全国のライブハウスで約200回のライブを開き、自ら作曲した曲を演奏したが、それに対する分配がなかったと指摘。JASRACの分配が実態とかけ離れたものだとして、著作権等管理事業法に基づく業務改善命令を出すよう文化庁に求めた。

JASRAC広報部は、サンプリング調査について年間の著作権料徴収額全体のうち2%未満とした上で「統計学に基づいた一定の正確さはある。不透明という批判は当たらない」としている。

朝日新聞より

徴収する時は、ここぞとばかりに個人店を狙って場合によっては訴訟まで持ち込んで閉店まで追い込んどいて、分配に関してはこの有り様ですか…。

一部抜粋しているのもありますが、「統計学に基づいた一定の正確さがある」の「一定」って何?と読んでいてツッコミを入れたくなりました。

「不透明」にあたらないと、到底思えないのだが?

JASRACに登録のある楽曲を一曲でも使用したら、登録されていない楽曲に対しても著作権料を支払わなければならないという、訳分からないシステムを作っているから、こうした不透明な部分が出てくるのではないでしょうか?

前年どの曲をどれくらい演奏していくらの収入があったのか、提供者にどれくらい支払われたかを明確にしておけば、ここまで不評を買わずに済んだのではないかと。

ファンキー末吉さんは「演奏権の管理をめぐってはJASRAC以外に選択肢がないのが問題」とも話されていたそうです。

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そこで、他に音楽著作権管理団体がないか調べてみました。(2017年8月時点)

・NEXTONE(2016年設立):㈱ジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)と㈱イーライセンスが統合した著作権管理会社

・アジア著作協会:韓国の楽曲を中心に著作権を管理している団体

㈱イーライセンスは、テレビ局がJASRACに支払っている包括契約に異議を唱えた会社でしたが、合併していたのですね…。

他にもあるのかもしれませんが、NEXTONEでも全体の2%しか著作権契約を持っておらず、確かにJASRACの独占状態であるといっても過言ではないでしょう。

しかも、調べていくうちに著作権管理団体を移行するのも規定があり、3年に一度しか行えないとか。これが事実であれば、他団体へ移行させる足かせになっているものと捉えられます。

電気や固定電話、水道や都市ガス等のライフラインであれば、電線や電話線を引いたり、水道管やガス管を引く関連でどうしても業者が限られてくるのは致し方ないのですが、音楽に限らず著作権を巡っては一社が大半のシェアを占めている事に関して、独占禁止法に触れるのではないでしょうか?

電気だって、電線を引くという作業はあるものの現在は電力会社が他にも参入しつつあります。

登録している方にきちんと分配されていないという事実がある以上、文化庁はどのような判断を下すのか?

来年1月から始まる音楽教室への著作権使用徴収についても影響が出てくる可能性も考えられます。

というより、影響あってほしいという、個人的な意見も含まれています。

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