こんばんは。ぴあのねこです。
昨年、着物について2~3回ほどupしましたが、今回は続編です。
自分みたいにせっかく手に入れたものを手放したり、自己破産寸前に追い込まれたり…。後悔する人が一人でも少なくなりますように。
人生最大の失敗~若気の至りならまだしも…
今回は、恥を忍んで書きます。
いい年してこんな失敗するなんて、本当に情けないやら。
自宅に着物がしまえる桐箪笥があり、旦那と4段づつ使っています。
私服で仕事なので、どうしてもオンとオフを分けなければならず、ビジネス服がだんだん増えてきました。
旦那も暑がりなもので、夏になるとTシャツを一日で5枚~10枚替えるくらいの汗かき。
当然、箪笥もめいっぱいになってきます。
冬服をキャスター付の衣装ケースに入れても、箪笥の中は一杯。
着物と帯が入っている引き出しが8段中3段占めていて、半数以上は一度も袖を通していない状態。
室内も年中通して湿度が高いので、気に入った柄もあったけど箪笥の肥やしにしかならないので、最低限手放したくない着物や袖を通してしまった長襦袢を残して売りに出しました。
支払いが厳しくなってきたのもあるし、自分に対する戒めの意味もありました。
ネットで調べてみると、着物買い取りのランキングについてのHPをいくつか見つけました。
中には、住まいの地域に合わせて文字を入れ替えてくるHPも。
7/8に問い合わせた時点で、買取店に関する情報をまとめてみました。
ちなみに、不在がちなので宅配買取でのまとめです。
スピード買取jp
坂上忍さんがHPに載っているお店です。
webから申込みすると、一時間しないうちに折り返しの電話を戴きました。言葉遣いも丁寧で、接客に関しては申し分ないです。
しかし遠方なのもあり、出張買取は予定が立たず、宅配買取は行っていないとの事でした。
首都圏であれば、状況が違ったと思います。時間があれば、評判も良いのでお願いしたかったです。
ヤマトク
応募フォームから申込みをすると、場合によっては当日中に段ボールセットを送ってくれると書かれていたので、早速申込み。
申し込んだ後で口コミを見つけたところ、「査定までに二週間以上かかった上に総額2~300万した着物が1000円もしなかったといった内容を複数見つけたので、慌ててキャンセルしました。
ちなみに、参考にしたサイトはこちらです。
着物だけの買取ではないんですね。
返品となると、送料が高くつくらしく、「返品ビジネス」と口コミを書いていた方も。
久屋
こちらも、申し込もうかと思ったら、ヤマトクの傘下に入っているお店だったので、申込みせず。
呉服買取センター
メールで問い合わせしたら、ウールや化繊素材の着物は買い取り不可との事。
有名な作家さんの着物があるとはいえ、素材を証明できるものがなかったので、化繊だと言われて買取不可になったら…と思い、諦めました。
きなり
着物専門の買取店とHPで書かれていましたが、レディースであれば洋服も買取可との事。(事前に電話で問い合わせした方が良いです)
また、希望した査定額でなければ送料負担なしで返送してくれるとの事。
福島県に店舗があるので、お近くの方なら持ち込みして査定してもらうのも良いかもしれません。
夏は着物が売れにくいので、買取に出すなら秋以降の方が良いのではないかと、サイトを見ながら思いました。
ハッキリ言って、着物は着潰すつもりで買わないとダメだとつくづく思いました。
一例をあげると、呉服チェーン店から名古屋帯と結城紬を購入しましたが、総額80万。
当初は買う気なかったのですが、「作り手が高齢化しているから、近いうちに100万でも購入できなくなる」と言っていました。地味なデザインだったので、長年着るには悪くはないと思って購入したものの、証書が二種類あって重要無形文化財とそうでないものがありました。
勿論、私が購入したのは後者の方。勿論、購入時に結城紬は二種類あるとは聞いていません。「100万近くする反物が、今だとこの値段だよ」と反物の値札を見せられたのですが、60万位だったかな?お仕立てとプリント帯がついて80万でした。
後日、店員さんに「結城紬の証紙って、二種類あるんだって~」と話したら、表情が凍りついていました。って、以前このブログにも書きましたね。クーリングオフ期間に気づけばすぐに取り止めたのですが、時既に遅し。
結局、査定してもらったら、5回ほど着たのもあり8,000円でした。
洋服より金になりません。ブランド服の方がまだ金になります。
そもそも、売ろうと思って買った訳ではないのですが。
しかし、スナックのママや芸能活動等で日頃から着物を着るという方でなければ、箪笥の場所もとるので、次々と勧めてくる呉服店は要注意です。
同じ呉服チェーン店でも、手入れ(クリーニング)を勧めてくれる店もあるので一概にこのチェーン店はダメだと言い難いのですが、展示会やイベント等で見たいコーナーを見せずに自分達が薦めたい反物だけを一方的に勧めてくる店は残念ながらお勧めできません。嫌な思いをして帰ってくるのが目に見えます。
先週末、遠方から友人がやってきたので、友人の買い物に付き合うべく呉服店の入っているショッピングモールへ行ったら、呉服店の売り場から離れたところで店員さんとバッタリ。
イベント案内の電話がしつこくて、携帯番号を一つにしたのを黙っていたのに、「電話番号変えたの?新しいのをこの紙に書いてよ」と新しい番号を書く羽目に。セールス弱い人(=自分)はダメだなぁ…とつくづく思いました。
だけど、問題なのは「売り方」であり、作品は悪くないと思っています。とはいえ、こんな売り方されたら着物自体見に行けなくなります。2月だったかな?たまたま売場の前を通ってしまい、「ちょっとだけ寄っていってよ!」と店内へ。嫌~な予感していたけど、案の定反物でぐるぐる巻きにされて1時間放置。時間もないし、早く次の予定を済ませなければならないし。
やってしまったなぁ…。どう抜けきるかと色々考える私。
ちょうど持っている絵柄と似ていたのを思いだして「ほぼ同じものを持っているよ」と言ったら、「そうだっけ?」と買わずに終了。時間がないからと、そそくさと店を出ました。
チェーン店の方が入りやすいと言えばそうだけど、地元に根付いた呉服店のほうが良心的な店が多いので、色々書いてしまったけど「着物=セールスが怖い」と思わずに色々お店を見て回った方が良いとハッキリ言えます。
(ホントに良い物を買う気でいるなら、先に百貨店の呉服売場である程度下見してから行った方が良いし、全国展開しているチェーン店は押し売りが強い傾向があるので、私みたいにセールスに弱い人は行かない方が無難かもしれません)
反物を見せてもらう時は、素材もチェック。縫い方も現在だと着物なのにミシン縫いでお仕立て5万以上するのもあるので要注意。かといって、写真の着物は手縫いですが「素人ですか?」と思える位に袖下の仕上がりが雑なのもあります。
最初に勧められた着物は後から化繊だと知りました。虫食いの心配はありませんが、布地が滑りやすくて結びにくいし、着付けの練習で何度か着ているから、20万近くした着物が売りに出しても1000円しません。
「強引に買わされた」と思ったら、すぐにクーリングオフしましょう。全国チェーンのYさんで購入しましたが、控えの入った封筒にお客様相談室の電話番号が書かれているので、そちらに電話すると意外とアッサリとクーリングオフができます。ただし、契約日から一週間以内にしましょう。
(私はクーリングオフできたけど、どの店でもクーリングオフ対象になるかといえばそうでもないので、契約段階で説明がなかったら契約自体止めた方が良いです。)
店員さんと顔を合わせるのが気まずくなるのではないかと思う事もありましたが、そんな事はなかったです。
私が行ってた呉服店は何事もなかったかのように、次のイベントのお誘いがきていましたよ。
「着物を買える状態ではない」と断っているのに、「見るだけで良いから」と未だにイベントのお誘いは来ます。ただ、担当にもよるのでしょうが、「見るだけで良い」と言っておきながら実際見るだけで済んだ事は一度もありません。前もって伺う日時を指定したら最後、「○○様向けお品物」と仰々しくプリントされた紙が巻かれた反物を用意して待っていました。
2018/7/14追記
堪忍袋の緒が切れた…?
この記事をupしてから、相変わらずイベントのお誘いが続いていました。
気に入った柄があれば買ってみようかな?と思っていたので、見たい時にお店に行くという感じ。
なにしろ、何も買わずに店を出る事がほぼなくなりましたから。勿論、小物がメインですが探している品があるからお店に行く訳ですが。
だけど、本当に気に入ったものがなければ買う気しません。
簪がほしかったけど、実際お店に行ったら簪ではなく15000円もする帯留めばかり勧めてくる店員。最初に目的を告げてもガン無視。
似たようなデザインを既に持っていた為断ると、草履やバックを勧めてくる。既に3セット持っているのに、これ以上勧めてどうするの?と突っ込んだ事も。
こんな状況が続いたので、お店に行くこともなくなりました。
すると、イベントのお知らせが何度も届くようになり、しまいには店長直筆の手紙が届きました。
「○○(担当)のイベントに向けての頑張りを見てほしい」と。
イベント期間は、遠方へ出かけているのでお誘いあった時点で都合がつかないと断っていたにも関わらず。電話でもお誘いがあったけど、「不在の為無理」と断っているにも関わらず「その予定どうにかならないの?キャンセルできないの?」と引き下がる事もなし。
「マジで結婚式入っているから、(式の会場は)遠方だし無理なものは無理!」
とハッキリ断るも、先日「無理なのはわかっているけど、なんとか都合をつけてほしい」とダイレクトメールが届きました。
実は、お店から足を遠のいた原因の一つに、母が和裁士の資格を持っており、一応売り物の着物を縫えるのですが、今の時代和裁の仕事で食べていけないのでしばらくやっていなかったのです。
定年退職を機に、販売ではなく趣味程度で再開したのですが、ひょんな事から私が買った着物の話になり、実物を見て母が激怒。
「こんな縫い方あり得ないんだけど?仕立て代いくらだったの?」
明細がすぐに見つからなかった事を理由に、既に支払している物だし話題をそらしたものの、
「お金が勿体ない!無駄遣いするほど収入ある訳でないでしょ!」と怒られました。
結局、化繊の着物は母の手でリメイク品に廻りました(練習台代わりらしい…)
何処が変だったか教えてもらったけど、写真で撮ったけど説明ができない。
そんな事もあった直後に起きた、イベントへのしつこい誘い。
「別にここの店で小物を買う必要もない」
と区切りをつけて、本社へ個人情報削除とセールスの案内を止めるように連絡入れました。
もう、この呉服チェーンと関わる事はないでしょう。
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やっと完済!
呉服チェーン店本部へ登録情報の削除を求めてから半年過ぎた2019年1月。
昨年夏に本部へ登録情報削除の申し出をしてから、流石にダイレクトメールや勧誘の電話はパッタリと止みました。
先月、やっと着物代の支払いが終了。
完済した旨の書類が来るのかと思いきや、一ヶ月経過しても音沙汰なし。
信販会社に問い合わせてみました。
すると、「基本的に発行はしていませんが、連絡を貰えたら発行します」との事。
そんなものなんだ…と若干不審に思い、電話を切った後に信販会社の評判を見てみたら、意外と良心的な会社であった事が判明。過払い金がないか確認したく、完済証明書を取り寄せている所だけど、この信販会社は2009年以前は過払い金がある可能性はあるも、それ以降は過払い金の対象にならないようです。
話は戻りますが、雇用期間の定めのない会社員であっても、病気で長期休養もあるし、いつ収入が途絶えるか誰にもある事。
先行き不安なこのご時世にマイホームやリフォームならまだしも、無くても困らない物に分割で買い物してはダメだとつくづく思いました。ホントこの歳で何やっているものやら。
・自分が欲しい物の意見をガン無視して全然違うものを勧めてくる
・良い物が二つあってどちらにするか迷っていたら両方買うよう勧める
・複数の店員で取り囲んで、何か一つでも買うか契約しないと帰してくれない
・「いつ生産中止になるかわからない」「将来的に絶対価値の上がる物」とその場で契約を迫る
・分割払いの申込書にある年収欄を水増しして書くよう指示する(さすがにコレは「虚偽報告で法に触れる」と反論して確実なラインでの年収を書いた)
店員が上記のような対応をしてきたら要注意!自分の売り上げの事しか考えていません。
つい最近知ったのですが
・契約するまで複数の店員で取り囲む(予定があるから帰りたいと言っても契約するまで反物でグルグル巻きにされたまま放置された)
は、消費者契約法の退去妨害にあたる事がわかりました。
ちなみに、消費者契約法についてわかりやすく書かれたPDFはこちら
本当に欲しい物ではなかった契約に関しては、翌日にクーリングオフしているので、自分は該当しないけど、もし消費者契約法に触れる事があれば、相談窓口に一度相談もアリだと思います。
それにしても…半年の間に訪問着5枚、羽織3枚、帯5本契約した自分て、つくづく生活能力が欠落していたと反省。
現在は、訪問着2枚、羽織1枚、名古屋帯2本に減りました。
残りは全て買取業者に出したけど、トータルで5万も届きませんでした。
着物は親の見立てで地元の呉服店を利用するし着る頻度も多くないし、質の良い訪問着と袋帯を持っているし、チェーン店は懲り懲りです。個人的に。
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