こんばんは。ぴあのねこです。
今回は、「痛くないハイヒール」を制作している瀧見(たきみ)サキさんについてです。
瀧見さんは、「SAKIAS」(サキアス)というシューブランドを立ち上げています。
会社員から一転、シューデザイナーになったきっかけは?
そして、「SAKIAS」の価格についてもまとめてみました。
瀧見サキがシューデザイナーを目指したきっかけは?
調べてみたところ、「dia STANDARD」というページで瀧見さんへのインタビュー記事が載っていました。
女性なら大半の方が履いた事があるハイヒール。
「足が痛いのは当たり前」と割り切って我慢してハイヒールを履く方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
自分も学生時代に履いていたので、「足が痛い~」なんて言いながらもジャケットにミニスカート&ハイヒールで、遊びに行ってました。
踵が上がることによって、足を細く見せることができるんですよね。
しかし!
膝が曲がっているとスタイル悪く見えるので、常にふくらはぎが鍛えられる状態。
むこうずねやふくらはぎが筋肉痛になることもありました。
元々外反母趾だったので、社会人になってからチャリ通勤というのもあって諦めましたが、所属していた社会人バンドのライブでは見え張ってヒールの高い靴を履いていたこともありました。
今はもっぱらスニーカーです。
と、大抵は「ハイヒール=痛い」と思いながらも仕方なく履いている(若しくは慣れてしまった)方も多いと思います。
しかし、瀧見さんは違いました。
「なぜ、履き心地の良いハイヒールはないの?」
当時勤めていた会社を辞めて、靴のデザインについてイチから始めて10年。
「サキアス」というブランドまで立ち上げました。
「サキアス」のモットーは「芝生の上の歩く心地よさ」
商品化第一号は「カトリーヌ」という製品。お値段¥47,000-。
瀧見さんは出来上がった靴を履き、徒歩と電車で一時間の所にある美術館へ行き、効果を実感したそうです。
この靴が出来上がるまで、靴の制作学校に入り、学校での授業以外にも独学で骨格や筋肉の動きを調べる為に解剖学の本を読んだりしたそうです。
ヒントは「コンフォートシューズ」にあった!
ドイツの病理学が元になった靴で、外反母趾とかトラブルを治療するための靴があります。「ビルケンシュトック」というメーカーがありますが、これもコンフォートシューズの一種で、履きながら足の矯正を行ってくれる靴があります。
私も、ビルケンシュトックのサンダルを持っていますが、けっこう形がゴツイので、夏のラフな格好の時でないと合わないのが難点でした。
瀧見さんは、ドイツ整形靴について勉強したりシューフィッターのフィッターの資格も取得したとの事。そこから理想のヒールの高さは7.5cmと割り出し、靴の制作へ結びついています。
デパートや靴の専門店へ行くと「シューフィッター」がいるお店もありますが、基本的にシューフィッターは、足にあった靴を探してくれる方。中にはどうしても店頭にある靴では合わない方も出てくるのではないでしょうか?そこで、足に合わせた中敷きをオーダーメイドで作成することで、いくらか足に負担のかからない靴にするという方法を見たことがあります。
自分も立ち仕事が長かったので、靴選びに苦戦したことが多かったです。
足に合わない靴を履けば足の裏にタコができるし、足の状態が悪ければ自然と姿勢も悪くなる。腰に負担がかかり、ひどくなれば全身のゆがみに響くことも。けっこう靴って侮れないんです。かといって、足に負担のかからない靴を選ぶとなるとごっつい靴だったり、年配の方向けっぽいデザインになったりすることも。
瀧見さんのデザインした靴は見た目も中身もこだわった靴なのです。
インタビュー記事の最後にハイヒールの履き方についてアドバイスが載っていました。
「足を組んで手で靴をはめると、履く時に頭がさがらないので血流も悪くならないし、何より、履く姿勢が美しく見えますよ」
ハイヒール履く機会がありましたら、試してみてはいかがでしょうか?