はじめての着物を買う前に…実体験を元に気を付けてほしい事をまとめました2

2016-10-31

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前回の続きです。

買って一番「良かった」と思えたのがこの時の着物と帯でした。

月1度のペースで勧められてくるので、だんだん着付け教室も足が遠退くようになりました。

配属先も変わり、残業もほとんどなくなったから、収入も減ってきたし。

担当さんには「立て続けに買っているから、暫くは買えない」と伝えました。

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それから一ヶ月。

あまり布を使ってバッグを作ってもらったので、受け取りにお店へ。

事前に予定を聞かれていたので、また反物を取り置きして待っていました。

「そろそろ審査が通らないと思うよ?」

と言っても、「私も同じくらい買っているけど今のところ問題ないよ」と返事が。

「絶対買ったことを後悔させないから!」

反物を合わせた状態で20分放置。

その間、他の店員さんが「これが取り置きの品かぁ~!この紬、超貴重なんだよ~」と声をかけてくる。

確かに質が良いのは分かるけど、今は買える余裕がない。

とはいえ、店員さんが交代で「この反物を持ちたいな~といつも思うけど、なかなか手が届かないんだよね~」と話しかけてくるので契約しないと反物ぐるぐる巻きの状態から開放されない。

「予算がないから、この着物だけってできる?」と聞いて、値段を下げて契約することにした。

翌日、「やはりムリだ」と思い、クーリングオフの手続きをとった。

それから一ヶ月後、また担当さんから電話。

「大きなイベントがあるんだけど、見に来てほしい」とのこと。

「小物類が欲しいけど、あるかな?」と訊いたら、いくらかあるらしい。

「着物は買えないからね」

と念押しした上でイベントに行くことにした。

「今回のイベントは、ストーリーっぽくなっているんだよ」

ということで、小物探しに行くことにしました。

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当日。

約束の時間に着いたものの、15分ほど待たされた。その上、担当さんから別の方を紹介されて、担当さんは別のお客様へ。

この日担当してくれた方に「ごめんなさい、あと2時間後までに駅行かなければならない」と、長居出来ないことを伝えた。

すると、「それなら本題に入っちゃいましょー!」と、お目当ての小物類売場は素通り。

着付けする部屋に通されました。

○○(担当さん)がこれを勧めるようにと預かっていた反物があるんだよ~

と、また反物でぐるぐる巻きしばらく放置。

確かに、私好みの素材。色はイマイチだけど、合わせる物によってなんとかなるから、買いたいと思うけど、これ以上は支払いが厳しい。

結局「今回で最後だから」ということで、契約しました。

契約の書類を書き終わると、その日の担当さんが時計をみて、「良かったね、待ち合わせの時間に間に合うよ入口までお見送りしますね♪」と見たかった小物を素通りされて入口まで案内。

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来場記念品を渡されて「ありがとうございました~」と帰された。

今回は流石にイラッときた。

普通の販売会じゃん!

反物は良いから、買えるようになったら是非欲しいと思っている。

だけど、こんなに次々と勧めてくると、お店自体足を運ばなくなる。

迷ったあげく、お客様相談室に電話して、

「今回のイベントには意味があるから是非来てほしいと言われたけど、イベントの意味がサッパリ解らない上に私が欲しいと思っていた小物を探す暇ももらえないまま帰されてしまった」

とクーリングオフの手続きをとった。窓口では「不快な思いをさせてすみませんでした」と言われたけど、店側からは特に何もなく…。

内金は取りに行くのも面倒なので、口座に入れてもらった。

それ以来、店には行かなくなった。

担当さんからもあれから連絡は来ていない。

ある日、別のチェーン店に小物を見に行きました。

すぐに店員さんが話しかけてきて、自分は「既に着物を数点持っているから着物は要らない、小物が欲しくてみているだけ」と伝えたところ、「そうですか」と言った後に舌打ちして離れていきました。長年、接客業やってきたので見る目が厳しいかもしれませんが、いくらなんでも舌打ちは失礼では?と驚きました。着物を買わない客は客ではない?

ちなみに、この舌打ちされた店員さんがいたチェーン店、かなり店舗が減少しているようで、地元にもありましたが、撤退していました。

 

まとめ

・初めて着物を買うときは、突然買わされそうになったとしても猶予もらって、着物に詳しい人から見てもらう。

・分割払いは手数料が高いので、一括で払える金額に達するまで買わない(「明日になったら売れているかもしれないよ」と止めに入りますが、断固拒否する)

・呉服店と提携している信販会社の分割払いは審査が緩いので通りやすい。どうしても欲しい着物があって、最終手段で利用するなど、自分である程度制限をかけておく。(自分が持っているクレジットカードのリボ払いより利子が高くなる事も!)

・種類が増えてきたら、同じ小物を勧めて来る可能性もあるので、常に自分で持っている小物を把握しておく。(1~2万する同じような帯留めを3回買わせられそうになりました。)

・本当に良い着物が欲しかったら、一度はデパートの呉服店や地元老舗の呉服店を見ておく

(デパートの呉服店は強引な販売はしません。質問されたらそれに答えるというスタンスでした)

・月々の支払額しか教えてくれない場合は、トータルの支払額を確認してから買うか検討する

・ブランド服より高い割に、買い取りとなると値がつかない

着物を買うなら着潰す覚悟で買わないと、言葉は悪いけどお金を溝に捨てるようなもの。

普段着使いの着物とはいえ、仕立て代を入れると20万超えなんてザラです。しかし、箪笥に入りきれなくなり処分するとなると、未使用でも購入時の1/100まで値が下がります。

ブランド服を売った方がまだ値がつきます。

最初にセットで勧められた着物は、今となっては「ハズレ」としか思えません。

呉服店も、常に売上を気にしなければならないと思いますが、毎月毎月勧めて「はい買います」という人はそうそういません。

2~3点勧めたら、イベントのみのお誘いして、ローンが終わる頃に次の反物を勧めたら、長い付き合いのお客さんになれるのではないでしょうか?
 以上、着物を立て続けに買ってしまい、最大のミスだったと後悔した客の意見でした。

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